文者の庵

-MONJA NO IORI-

見栄を捨てる

年を取るにつれて見栄を張る事を随分やめた。若い頃はやれ高い服が欲しいだ、やれ高い時計を身に着けたいという願望があったし、それなりに年齢の割には良い物を身に着けていたのだが、やめた。ちょっとしたミニマリスト的な感覚かもしれないが、同じ性能ならば安い方が良いし、同じ物を2~3個持っていてローテーションすれば良いと思っている。

 

思索を練る、文章や映画や音楽に触れる、文章を書く。それだけで日常の大半の時間は過ぎて行く。随分と贅沢な生き方かもしれない。僕は食事の殆どを自炊で済ませている。外食もたまにするが、人と会う時に付き合いでちょっと良いこ洒落た店に入るくらいで一人の時は入らない。

 

若い頃はカッコいいライフスタイルに憧れた時期も勿論あったが、それは麻疹のようなもので、継続できる人の方が珍しいのかもしれない。やはり、人というものは消費行動にばかり気を取られずに現実を見据えた暮らしをキチンと送っていかなければならない。